1台で72スレッド環境を実現するデュアルCPU対応マザーボード
Z10PE-D8 WSはLGA2011-v3ソケットを2つ備え、Intel Xeon E5-2600 v3シリーズCPUを2つ搭載できる、デュアルCPU構成に対応するワークステーションマザーボードです。18コアのXeonを2つ使用すれば36コア環境を実現でき、Intel Hyper-Threading Technologyによって、1台のPCで72スレッド環境を実現できます。
DDR4メモリを最大512GB搭載可能
Z10PE-D8 WSは各CPUに対して4本ずつ計8本のメモリスロットを搭載しており、DDR4 RDIMM使用時で最大256GB、DDR4 LRDIMM使用時で最大512GBのメモリを搭載できます。どちらのメモリを使用した場合でも最高でDDR4-2133に対応しており、クアッドチャンネル構成での使用が可能です。
デュアルCPU構成でのオーバークロックに対応
Z10PE-D8 WSは業務用途はもちろん、自作PCの一般ユーザーをターゲットにした製品でもあります。そのため、XeonのデュアルCPU構成に対応するワークステーションマザーボードでありながらCPUに対する自動オーバークロック機能を搭載しています。UEFI BIOSで自動オーバークロック機能をオンにすれば、ベンチマークソフトのHPLの場合で10%程の性能向上が見込めます。
※性能向上の割合は使用するCPUによって異なります。
NVIDIA 4-way SLI/AMD 4-way CrossFireXに対応
PCI Express 3.0 x16スロット7本で7枚のビデオカードを搭載可能
本製品が搭載する7本のPCI ExpressスロットはすべてPCI Express 3.0に対応しており、すべてのスロットがx16形状となっているため、最高7枚のビデオカードを搭載できます。マルチGPU技術のNVIDIA SLIまたはAMD CrossFireXでは、フルスペックの16レーン4本による4-way構成に対応します。
優れた安定性を実現するデジタル電源回路を搭載
マザーボードの心臓部とも言える電源回路には、ASUSオリジナルデザインのデジタル電源回路を搭載しています。デジタル電源回路はアナログ電源回路に比べて応答性に優れており、負荷によって変動するCPUの要求電力に対して、より早くより正確な電力供給を行うことができます。
電源回路の部品にはワークステーションモデルならではの高耐久部品を使用
優れた性能が求められ、かつ高い耐久性が必要な電源回路周りの部品には、通常のマザーボードシリーズとは異なるワークステーショングレードの部品を使用しています。MOSFETには、ドライバICと2つのMOSFETを1チップ化したDriver-MOSFET(Dr.MOS)を使用し、コンデンサには65℃環境下で120万時間使用できる高耐久コンデンサを使用しました。また、チョークコイルには一般的なチョークコイルよりも3℃低い動作温度を実現したBeat Thermal Choke IIを使用しています。
高効率/低発熱/高耐久なProCool電源コネクタ
ProCool電源コネクタは、ASUSが開発した新しい電源コネクタです。従来の電源コネクタと比べて耐久性が高く高効率で低発熱です。Z10PE-D8 WSでは、電気部品から電源コネクタにいたるまで性能と耐久性を追求した設計を行っています。
高耐久コンデンサ
ProCool電源コネクタ
Beat Thermal Choke II
Driver-MOSFET (Dr.MOS)
POST時のQ-CodeをUSBメモリに保存する「Q-Code Logger」機能
Q-Code Loggerは、Q-Code(POST時の処理コード)をUSBメモリに保存する機能です。バックパネルのQ-Code Loggerボタンの横にあるUSBポートにUSBメモリを挿してQ-Code Loggerボタンを押すと、自動で電源をオフにしてQ-CodeをUSBメモリに書き出します。PCが正常に起動しないときなどにトラブル解決の助けになります。
電源ユニットからの電力供給状態を監視する「ASUS Dr. Power」機能
ASUS Dr. PowerはPCの電源ユニットを監視し、電源ユニットに関連するトラブルが発生した場合に警告を発します。電源ユニットによる突然の電源断などからPCを守ることができます。
Ultra-fast transfer speed
内蔵ストレージ用高速ポートSATA Express
SATA Expressは、SATA 6Gb/sのようにマザーボードとストレージをケーブルで接続するインターフェースです。ポートにはSATA 6Gb/sポートを流用しており、1つのSATA Expressポートを2つのSATA 6Gb/sポートとして使用することもできます。SATA Expressの使用には専用のケーブルと対応ストレージが必要ですが、その転送速度は10Gb/sもあり、次世代のストレージインターフェースとして期待されています。
32Gb/sの超高速インターフェース M.2
M.2は、マザーボード上のスロットにSSD基板を挿して使用するインターフェースです。M.2はマザーボードの内部接続の方法によって速度が異なりますが、Z10PE-D8 WSでは32Gb/sの転送速度を持つPCI Express 3.0 x4で接続しており、あらゆるM.2 SSDの転送速度を余裕でカバーする超高速インターフェースとなっています。