ピン数を増やして安定性を高めた
独自CPUソケット OC Socket
特許出願済み
ASUSのX99マザーボードでは、IntelのLGA2011-v3ソケットと完全互換がある「OC Socket」を使用することで、CPUへの安定した電圧供給およびDDR4メモリの安定性を向上しています。OC Socketは、LGA2011-v3ソケットに若干のピンを追加した、ASUSが独自に開発したCPUソケットです。主にオーバークロック時や高負荷時といった、高い電圧が必要なときに優れた効果を発揮し、CPUが必要とする電圧を正確に供給します。たとえば、オーバークロックでの高負荷時に1.8Vの電圧が必要な場合、LGA2011-v3ソケットでは1.7V前後の供給に留まるのに対し、OC Socketでは正確に1.8Vを供給できます。また、DDR4メモリに高い電圧をかけてオーバークロック動作させる際には、より低い電圧で安定動作させることができます。
テスト環境:
Intel LGA2011-3 i7-5960X 140W | ASUS X99-WS/IPMI | Seagate ST3500320AS 500G | ASUS PA246Q | CORSAIR CMD16GX4M4B3200C16 16G(4X4GB) | Aspeed 2400
ユニークなキャッシュバス電圧調整機能
キャッシュバスは、CPU、メモリコントローラー、QPIやPCIeといったシステムエージェント、共有L3キャッシュなどをリンクしており、キャッシュバス周波数を高くすることでサブシステムのパフォーマンスを向上させることができます。
リファレンス値では30が上限ですが、
X99-WS/IPMIでは45以上まで設定可能
ASUSはDDR4メモリの安定性を向上
ASUSのX99マザーボードでは、互換ソケットのOC Socketによって、DDR4メモリのオーバークロックでの安定動作を向上しています。また、CPUの左右にメモリスロットを等間隔で配置することで、同じチャンネルのメモリの配線を無理なく同じ長さにすることができ、高クロック時の安定性を向上しています。
DDR4メモリとDDR3メモリには以下の性能差があります