[AiProtection] AiProtectionのメカニズム

AiProtectionのメカニズム

AiProtectionは、トレンドマイクロのDeep Packet Inspection(DPI)エンジンを参照とした3つの主要なセキュリティー機能を提供しています。

 

【セキュリティーチェック】

セキュリティー問題の多くは、見破られやすいパスワード、不十分なワイヤレス設定、設定の脆弱性によって発生してます。AiProtectionのセキュリティーチェックのスキャンによって脆弱箇所の特定し、設定を適切な状態に変更することで安全なセキュリティーを保つことができます。

 

【悪質サイトブロック】

ユーザーがWebサイトにアクセスするなどの通信が発生する際に、トレンドマイクロが提供するWeb Reputation Services (WRS) データベースに問い合わせを行います。接続先ドメイン、Webサイト、Webページが不正な場合にはアクセス自体をブロックすることによって不正プログラムによる感染、フィッシング詐欺、ウィルス配布サイトへのアクセスを防ぐことができます。

・ユーザーが通常のウェブサイトにアクセスした場合

 

・ユーザーが悪質サイトにアクセスした場合

 

悪質サイト検出項目


•   プロキシ回避システム

•    マルウェア

•    スパイウェア

•    フィッシング

•    スパム

•    アドウェア

•    ウイルス流布

•    クッキー

•    ダイヤラー

•    ハッキング

•    ジョークプログラム

•    パスワード解読

•    リモートアクセスプログラム

•    アドセンスプログラム

•    不正サイト

•    不正ドメイン

 

【脆弱性保護】

AiProtection搭載の無線LANルーターには、Intrusion Prevention System(IPS:侵入防止システム)が組み込まれています。インターネットからのパケットを監視することで、疑わしい通信や脆弱性を悪用する攻撃があった場合は即座に通信を遮断し、自宅のネットワーク内の機器やデータを守ります。この機能は、Trend Micro Virtual Patchの最新のシグネチャを参照しており、定期的に自動更新されます。

OSやアプリケーションで脆弱性が発見された際、必ずしもOSやアプリケーションの会社がすぐに修正パッチをリリースするとは限りません。十分な検証結果が得られるまで時間を要する場合や旧バージョン向けの修正パッチがリリースされないこともあります。また、リリースされたとしても修正パッチがお使いの機器との互換性があることは保障できません。その間、ご自宅のPCは絶えず脆弱性に晒されている状態になります。AiProtectionの脆弱性保護があれば、無線ルーターで防ぐことが可能です。

・脆弱性を悪用する攻撃

・脆弱性保護を適用

※脆弱性保護のシグネチャのバージョンは[ファームウェア更新]で確認することができます。

 

【感染デバイス検出/ブロック】

マルウェアやウィルスに感染してデバイスは、C&Cサーバー(コマンド&コントロールサーバー)によって感染デバイスを制御し、お客様の大切な情報を狙います。また、乗っ取られボットネットとなったデバイスは、他のデバイスへウィルスを感染させたり、サイバー攻撃を行う目的で踏み台として利用されます。感染デバイス検出/ブロックは、トレンドマイクロが提供するWeb Reputation Services (WRS) データベースに問い合わせを行い、感染デバイスから不正サーバーへの接続をブロックします。

・デバイスがウィルス感染

・感染デバイス検出/ブロックを適用

【アラート設定】

AiProtectionのアラート設定では、セキュリティー機能(悪質サイトブロック、脆弱性保護、感染デバイス検出/ブロック)ごとに、信頼できない通信を検知した場合のEメールアラートを設定することができます。

 

※使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。各項目の名称、設定値、利用可能な機能は、ご利用のモデルやファームウェアのバージョンにより異なる場合があります。予めご了承ください。