[WiFiルーター][WAN] NATパススルーの設定方法

NATパススルーを有効にすることで、VPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)接続がルーターを通過してネットワーククライアントに接続できるようになります。

 

1. コンピューターとASUSルーターをWi-FiまたはLANケーブルで接続します。次に、ウェブブラウザを起動し、アドレス欄に http://www.asusrouter.com または LAN IPアドレス を入力し管理画面にアクセスします。  

    

    ご参考:詳しくは [WiFiルーター] ルーターの管理画面を表示する方法 をご覧ください。

 

2. ログインユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。

    

    ご参考:ユーザー名やパスワードを忘れてしまった場合は、ルーターを工場出荷状態に戻して再度設定を行ってください。  
                  詳しくは [WiFiルーター] ルーターを工場出荷時の状態にリセットする方法 をご覧ください。

 

3. WAN > NAT パススルー の順に進み、プロトコルごとにパススルーの有効/無効を切り替えます。設定が完了したら[適用]をクリックし、設定を保存します。

PPTP パススルー:PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)によるVPN接続を使用することで、インターネットを経由してLAN側のPPTPクライアントからWAN側のPPTPサーバへアクセスします。

L2TP パススルー:L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)によるVPN接続を使用することで、インターネットを経由してLAN側のL2TPクライアントからWAN側のL2TPサーバへアクセスします。L2TPは暗号化に対応していません。

IPSec パススルー:IPsec(Internet Protocol Security)によるVPN接続を使用することで、インターネットを経由してLAN側のIPSecクライアントからWAN側のIPSecサーバへアクセスします。IPSecは、暗号化技術を利用して、IPパケット単位でデータの改ざんやデータの漏洩を防止する技術です。

RTSP パススルー:RTSP(Real Time Streaming Protocol)によるVPN接続を使用することで、インターネットを経由してLAN側のRTSPクライアントからWAN側のRTSPサーバへアクセスします。RTSPは、映像や音声などのメディアデータのリアルタイムなストリーミングを制御する為に設計されたプロトコルです。

H.323 パススルー:H.323はITU-T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)が勧告した、音声および動画通信のためのVoIP通信プロトコルです。

SIP パススルー:SIP(Session Initiation Protocol)は、マルチメディアIPセッションの確立、変更、終了に使用される通信プロトコルです。 SIPの最も一般的なアプリケーションは、音声融和やビデオ通話のためのIP電話、プレゼンス、インスタントメッセージなどです。

PPPoE リレー:PPPoEリレーを有効にすると、LAN内のデバイスは、NATを通過する個別のPPPoE接続を確立することができます。

詳しくは [WiFiルーター] ASUSルーターでPPPoEリレーを設定する方法 をご覧ください。

FTP ALG port:このシステムは、デュアルFTPサーバーサービスをサポートしています。ポート転送ルールを設定する際に、FTPまたはFTP_ALGを使用することができます。

詳しくは [WiFiルーター] 仮想サーバー/ポートフォワーディングの設定方法 をご覧ください。