[マザーボード][グラフィックスカード] BTF シリーズの組み込みガイドおよび注意事項

BTF シリーズ マザーボード / グラフィックスカード取り付け時の注意事項

 

【対象製品】

BTF シリーズ マザーボード / グラフィックスカード

 

BTF シリーズ グラフィックスカードには、「グラフィックスカード ハイパワー(GC-HPWR)端子」が搭載されており、グラフィックスカード本体に 16 ピン 電源ケーブル(12VHPWR / 12V-2x6)を接続することなく、マザーボード側から最大 600 W の電力を供給できます。これにより、PC 組み立て時にケーブルやコネクターの露出を最小限に抑える構成を実現することが可能です。

本記事では、各構成における取り付け時の注意事項について説明します。

 

BTF に関する詳細情報、および各バージョンに対応するマザーボード / グラフィックスカードのモデルについては、BTF 公式ウェブページ をご参照ください。 

 

 

【BTF 1.0】

BTF 1.0 は、マザーボードのみがサポートする仕様です。対応モデルは、BTF 公式ウェブページ でご確認いただけます。

BTF マザーボードは、コネクターやヘッダー、ポートを基板の裏面に配置することで、ケーブルやコネクターの露出を抑え、すっきりとした見た目を実現します。

 

構成例:

  • マザーボード: TUF GAMING B760M-BTF WIFI(BTF 1.0 対応)

取り付け方法: 各マザーボードモデルのユーザーガイドを参照し、各ケーブルを基板裏面の対応するコネクターやヘッダーに接続します。

 

 

 

【BTF 2.0】

マザーボードに GC-HPWR スロットを搭載 / グラフィックスカードに 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)非搭載

グラフィックスカードに 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)が搭載されていないため、BTF シリーズ グラフィックスカードは必ず BTF 2.0 対応マザーボードと組み合わせて使用する必要があります。

 

構成例:

  • マザーボード: ROG CROSSHAIR X870E HERO BTF (BTF 2.0 / BTF 2.5 対応)
  • グラフィックスカード: ROG-STRIX-RTX4090-O24G-BTF-GAMING (BTF 2.0 対応)

取り付け方法:

1. PCIe および GC-HPWR の端子が BTF 2.0 対応マザーボードの グラフィックスカード ハイパワー(GC-HPWR)スロットに正しく接続されていることを確認し、マザーボードのグラフィックスカード用電源コネクターに電源ユニットの 16 ピン 電源ケーブルを接続します。

2. マザーボードの GC-HPWR スロットは、最大 600 W の電力を供給できるため、グラフィックスカード側に別途 16 ピン電源ケーブルを接続する必要はありません。

 

 

【BTF 2.5】

マザーボードに GC-HPWR スロットを搭載 / グラフィックスカードに 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)搭載、かつ着脱式 GC-HPWR アダプターを採用

BTF 2.5 対応のグラフィックスカードは、着脱式の GC-HPWR アダプターと 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)の両方を備えているため、標準的な通常のマザーボードとの互換性も高く、柔軟に組み合わせて使用することが可能です。

 

以下は、さまざまな構成における取り付け手順の例です。

 

ケース 1: 非 BTF マザーボードと BTF 2.5 対応グラフィックスカードの組み合わせ

構成例:

  • マザーボード: ROG CROSSHAIR X870E EXTREME (BTF 非対応)
  • グラフィックスカード: ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-BTF-GAMING (BTF 2.5 対応)

取り付け方法:

1. グラフィックスカードの GC-HPWR アダプターを取り外し、グラフィックスカードをマザーボードの PCIe スロットに正しく取り付けます。

    注意: 短絡(ショート)を防ぐため、スロットや露出した端子部に、指などの身体の一部や導電性異物(金属片・鉛筆の芯など)が触れたり、それらの異物が内部に入ったりしないようにしてください。

2. グラフィックスカードに 16 ピン 電源ケーブル(12VHPWR / 12V-2x6)を接続します。

    注意: 16 ピン 電源ケーブルが、グラフィックスカードのコネクターにしっかりと奥まで挿入されていること、電源ケーブルのツメがコネクターにカチッと固定されていることを必ず確認してください。

                電源ケーブルはコネクターに対してまっすぐに接続してください。また、電源ケーブルを強く引っ張ったり、無理な力を加えたり、コネクターの根元付近で急激に曲げたりしないでください。

 

ケース 2: BTF 2.5 対応マザーボードと BTF 2.5 対応グラフィックスカードの組み合わせ

構成例:

  • マザーボード: ROG CROSSHAIR X870E HERO BTF (BTF 2.0 / BTF 2.5 対応)
  • グラフィックスカード: ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-BTF-GAMING (BTF 2.5 対応)

取り付け方法:

1. PCIe および GC-HPWR の端子が BTF 2.5 対応マザーボードのスロットに正しく接続されていることを確認し、マザーボードのグラフィックスカード用電源コネクターに電源ユニットの 16 ピン 電源ケーブルを接続します。

    注意: 短絡(ショート)を防ぐため、スロットや露出した端子部に、指などの身体の一部や導電性異物(金属片・鉛筆の芯など)が触れたり、それらの異物が内部に入ったりしないようにしてください。

2. マザーボードの GC-HPWR スロットは、最大 600 W の電力を供給できるため、グラフィックスカード側に別途 16 ピン電源ケーブルを接続する必要はありません。

    注意: 配線やレイアウトに応じて、マザーボード裏面のグラフィックスカード用電源コネクターを使用するか、あるいはグラフィックスカードの 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)を使用するか、いずれか一方を選択してください。

 

ケース 3: BTF 2.5 対応マザーボードと ROG-MATRIX-RTX5090-P32G-30TH(30th Anniversary Edition)の組み合わせ

構成例:

  • マザーボード: ROG CROSSHAIR X870E HERO BTF (BTF 2.0 / BTF 2.5 対応)
  • グラフィックスカード: ROG-MATRIX-RTX5090-P32G-30TH (BTF 2.5 対応)

* 注意: ROG-MATRIX-RTX5090-P32G-30TH は最大出力電力が 800 W に達するため、グラフィックスカードに GC-HPWR アダプターを取り付けてマザーボードのスロットに接続した上で、マザーボード裏面のグラフィックスカード用電源コネクターと、グラフィックスカード本体の 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)の両方に電源ケーブルを接続する必要があります。

 

取り付け方法:

1. PCIe および GC-HPWR の端子が BTF 2.5 対応マザーボードのスロットに正しく接続されていることを確認し、マザーボードのグラフィックスカード用電源コネクターに電源ユニットの 16 ピン 電源ケーブルを接続します。

    注意: 短絡(ショート)を防ぐため、スロットや露出した端子部に、指などの身体の一部や導電性異物(金属片・鉛筆の芯など)が触れたり、それらの異物が内部に入ったりしないようにしてください。

2. グラフィックスカードに 16 ピン 電源ケーブル(12VHPWR / 12V-2x6)を接続します。

    注意: 16 ピン 電源ケーブルが、グラフィックスカードのコネクターにしっかりと奥まで挿入されていること、電源ケーブルのツメがコネクターにカチッと固定されていることを必ず確認してください。

                電源ケーブルはコネクターに対してまっすぐに接続してください。また、電源ケーブルを強く引っ張ったり、無理な力を加えたり、コネクターの根元付近で急激に曲げたりしないでください。

 

 

よくあるご質問(FAQ)

Q1: BTF シリーズ マザーボードの 16 ピン グラフィックスカード用電源コネクターはどこにありますか?

A1: 各マザーボードのユーザーガイドをご参照ください。下図は ROG CROSSHAIR X870E HERO BTF の例です。

 

Q2: マザーボードとグラフィックスカードの BTF バージョンによる違いは何ですか?

A2: 詳細は以下をご参照ください。

マザーボード

BTF 1.0: コネクター類がマザーボードの裏面に配置されていますが、グラフィックスカード ハイパワー(GC-HPWR)スロットは搭載していません。

BTF 2.0 / BTF 2.5: コネクター類がマザーボードの裏面に配置されており、GC-HPWR スロットを搭載しています。

 

グラフィックスカード

BTF 1.0: BTF 1.0 対応のグラフィックスカードはありません。

BTF 2.0: グラフィックスカード ハイパワー(GC-HPWR)端子を搭載していますが、16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)は搭載していません。

BTF 2.5: 着脱式の GC-HPWR 端子(アダプター)を搭載しており、16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)を搭載しています。

 

Q3: BTF グラフィックスカードに同梱されている「8-pin to 12V2x6 アダプターケーブル」を、BTF マザーボードの 16 ピン グラフィックスカード用電源コネクターに接続することはできますか?

A3: いいえ、使用できません。パッケージに同梱されている「8-pin to 12V2x6 アダプターケーブル」は、グラフィックスカード専用です。マザーボード側の電源コネクターには絶対に使用しないでください。

 

Q4: BTF グラフィックスカードの取り付け時によくあるトラブルと対処方法はありますか?

A4: 取り付け後に画面が出力されない場合や、電源インジケーターの点灯状態に異常がある場合は、以下の手順に従ってトラブルシューティングを実施してください。

1. 16 ピン 電源ケーブル(12VHPWR / 12V-2x6)をマザーボードに接続している場合は、グラフィックスカードの GC-HPWR アダプターが正しく取り付けられ、マザーボードの GC-HPWR スロットにしっかりと挿入されていることを確認してください。

2. BTF 2.5 対応グラフィックスカードの場合(RTX 50 シリーズ BTF):

    16 ピン 電源ケーブルが、グラフィックスカードとマザーボードの両方に同時に接続されていないかを確認してください。

    マザーボードの 16 ピン グラフィックスカード用電源コネクターとグラフィックスカードの 16 ピン 電源コネクターを同時に使用することはできません。いずれか一方のみを接続してください。

3. ROG-MATRIX-RTX5090-P32G-30TH(30th Anniversary Edition)の場合:

    ROG-MATRIX-RTX5090-P32G-30TH は最大出力電力が 800 W に達するため、必要とする電力環境に応じて、接続方法を確認してください。

    a. 最大 800 W 出力で動作させる場合

    グラフィックスカードに GC-HPWR アダプターを取り付けてマザーボードのスロットに接続した上で、マザーボード裏面のグラフィックスカード用電源コネクターと、グラフィックスカード本体の 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)の両方に電源ケーブルが接続されていることを確認してください。

    b. 最大 600 W 出力で動作させる場合

    マザーボード裏面のグラフィックスカード用電源コネクターとグラフィックスカード本体の 16 ピン 電源コネクター(12VHPWR / 12V-2x6)のいずれか一方のみに電源ケーブルが接続されていることを確認してください。マザーボードのグラフィックスカード用電源コネクターを使用する場合は、 グラフィックスカードに GC-HPWR アダプターが取り付けられ、スロットに正しく挿入されていることを確認してください。

 

Q5: BTF 2.5 グラフィックスカードの GC-HPWR アダプターの着脱方法を教えてください。

A5: 製品パッケージに同梱している専用ツールを使用して着脱することをお勧めします。詳しくは、製品に同梱のマニュアル、または以下の図をご参照ください。

 

      注意: プラスチック製の BTF コネクターカバーは端子部の保護だけでなく、アダプター着脱時のツール(治具)としても使用します。コネクターカバーは紛失しないよう大切に保管してください。

 

取り付け方法: 

 

取り外し方法:

 

Q6: BTF グラフィックスカードおよび BTF マザーボードの図解はありますか?

A6: 下図をご参照ください。

BTF グラフィックスカード

 

BTF マザーボード