[電源ユニット] 電源ユニット モジュラー ケーブル 接続ガイド

コネクターの損傷、異常な電源供給、または誤った取り付けを回避するために、モジュラー式電源ユニット(PSU:Power Supply Unit)のケーブルを正しく接続する方法を解説します。

モジュラー式電源ユニットにモジュラー ケーブル(着脱式ケーブル)を取り付ける際は、必ず電源ユニットに付属のケーブルを使用してください。モジュラー ケーブルのピン配列(ピン アサイン)は、ブランドやモデルによって異なる場合があり、異なるケーブルを混用するとハードウェアの損傷を招く原因となります。

 

下図は、主要なモジュラー ケーブルの接続方法を示しています。          
ケーブルには電源ユニット側とコンポーネント側の 2 つの端があります。モジュラー ケーブルを接続する際は、必ず両端のコネクターをご確認ください。          
  電源ユニット側:コネクター部に「PSU」の印字がある場合は、電源ユニット側に接続するコネクターです。          
  コンポーネント側:主に、マザーボード、グラフィックスカード、HDD/SSD などのコンポーネントに接続するためのコネクターです。各コネクターは形状、仕様、ピン配列が規格化されており、コネクター部にも接続先を示すラベル(MB、ATX、CPU、PCIe、SATA など)が印字されています。

 

(例:ROG STRIX AURA 1000W

1. 電源ユニットの各コネクター ピンに接続するコンポーネントの概要

  • 28 (18+10)ピン:マザーボード メイン電源用
  • 16 ピン:12V-2x6 規格対応グラフィックスカード(GPU)用
  • 8 ピン:グラフィックスカード(GPU)、プロセッサー(CPU)電源用
  • 6 ピン:SSD、HDD、ファン コントローラー、液冷ポンプ用
  • 2 ピン:マザーボード ARGB コントロール ヘッダー(照明同期)用

 

2. マザーボード ユーザーマニュアルのダウンロード

まず、当社ウェブサイトにアクセスしてお使いのモデルを検索し、ユーザーマニュアルをダウンロードします。

(例:TUF GAMING Z890-PLUS WIFI

 

3. マザーボード レイアウト図

ダウンロードしたユーザーマニュアルで、マザーボードのレイアウトを確認します。

 

4. マザーボード メイン電源ケーブル(24 ピン ATX)

用途:マザーボードにメイン電力を供給します。          
コネクターの特長:24 ピンの大型コネクターです。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 28 (18+10)ピンまたは 24 ピン コネクターに接続します。  
コンポーネント側:マザーボードの 24 ピン メイン電源コネクター(ATX_PWR)に接続します。通常、多くのモデルではマザーボードの右側に配置されています。

 

5. CPU 電源ケーブル(4 ピン ATX 12V / 8 ピン EPS 12V)

用途:プロセッサー(CPU)に電力を供給します。  
コネクターの特長:通常、2 つの 4 ピン コネクター(4 ピン ATX 12V)で構成されており、マザーボードの仕様に合わせて 1 つの 8 ピン コネクター(8 ピン EPS 12V)として使用できます。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 8 ピン コネクターに接続します。  
コンポーネント側:マザーボードの 8 ピン +12V CPU 電源コネクター(CPU_12V_1/CPU_12V_2)に接続します。マザーボードの +12V CPU 電源コネクターが 4 ピンの場合は、1 つの 4 ピン コネクターのみを接続します。

注記:8 ピン +12V CPU 電源コネクターには必ず 8 ピン コネクターを接続してください。8 ピン +12V CPU 電源コネクターが 2 つ搭載されているマザーボードをお使いの場合は、システムの安定性を高めるため、2 つのコネクターに接続することを強くおすすめします。

 

6. グラフィックスカード電源ケーブル(6+2 ピン / 8 ピン PCIe)

(例:TUF-RX9070-O16G-GAMING)          
用途:単体グラフィックスカード(dGPU)に電力を供給します。  
コネクターの特長:6+2 ピンまたは 8 ピンで構成されています。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 8 ピン コネクターに接続します。  
コンポーネント側:グラフィックスカードの 8 ピンまたは 6 ピン PCIe 電源コネクターに接続します。

注記:下図のように、グラフィックスカードに複数の電源コネクターが搭載されている場合は、必ずすべての電源コネクターに接続してください。

 

7. グラフィックスカード電源ケーブル(16 ピン 12V-2x6)

(例:TUF-RTX5070TI-O16G-GAMING)          
用途:単体グラフィックスカード(dGPU)に電力を供給します。  
コネクターの特長:12 ピン コネクターと小型の 4 ピン コネクターで構成されています。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 16 ピン コネクターに接続します。  
コンポーネント側:グラフィックスカードの 16 ピン 12V-2x6 電源コネクターに接続します。

 

8. ストレージデバイス電源ケーブル(SATA)

用途:ソリッド ステート ドライブ(SSD)、 ハード ディスク ドライブ(HDD)、光学ドライブ(CD/DVD/Blu-Ray)に電力を供給します。  
コネクターの特長:平らなコネクターで、逆挿し防止のためのキー(L 字型の溝)あります。通常、複数のストレージデバイスを接続できるように、1 本のケーブルに同じコネクターが複数付いています。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 6 ピン コネクターに接続します。  
コンポーネント側:ストレージデバイスの電源コネクターに接続します。

 

9. レガシーデバイス電源ケーブル(Molex)

用途:ケースファン、光学ドライブ、ハード ディスク ドライブ(HDD)、制御コントローラーなどのレガシーデバイスに電力を供給します。  
コネクターの特長:4 つの丸穴を持つ長方形のコネクターです。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 6 ピン コネクターに接続します。  
コンポーネント側:レガシーデバイスの4 ピン 電源コネクターに接続します。

 

10. PSU ARGB デバイス電源ケーブル(2 ピン または 3 ピン)

用途:電源ユニットに搭載されている LED に電力を供給し、Aura Sync によるライティング同期を有効にします。  
コネクターの特長:2 ピンまたは 3 ピンの長方形コネクターで、もう一端は 4 つの穴(3 ピン + 誤接続防止ピン)があります。  
接続方法:  

電源ユニット側:電源ユニットの 2 ピンまたは 3 ピンコネクターに接続します。  
コンポーネント側:マザーボードのアドレサブル Gen 2 ヘッダー(ADD GEN2)に接続します。

 

 

*接続時の注意事項

  • コネクターを正しい組み合わせで使用する:各コネクターの形状をよく確認し、電源ユニットおよび各コンポーネントのソケットと完全に一致していることを確認してから接続してください。コネクターは無理に押し込まないでください。
  • コネクターを奥まで真っ直ぐ挿入する:コネクターが正常に接続された場合は、「カチッ」という音がして、コネクターが所定の位置にロックされます。コネクターをねじったり傾いた状態で無理に差し込まないでください。
  • ケーブルの長さに注意する:組み立てを行う前にケーブルの配線ルートを確認し、ケーブルの長さが十分であることを確認してください。適切な配線ルートの設定は、ケーブル マネジメントやケース内のエアフローを確保するのに役立ちます。

 

 

よくあるご質問(FAQ)

Q1: グラフィックスカードごとに推奨の電源容量などを確認する方法はありますか?

A1: 以下のリンクで、お使いのプロセッサー(CPU)とグラフィックスカード(GPU)にあった組み合わせをご確認いただけます。
      リンク:Power Supply Recommendation | The Best ROG & TUF Gaming Power Supply for 50 Series Graphics Cards(英語) 

      また、当社の電源容量計算ツールをお使いいただくことで、お使いのコンピューターに合った電源ユニットの推奨電源容量をご確認いただくことができます。オーバークロック時の推奨電源容量を知りたい場合は「オーバークロック」のスイッチをONにしてください。
      電源容量計算ツール:https://rog.asus.com/event/psu/asus-power-supply-calculator/jp/index.html

 

Q2: グラフィックスカードにどの電源コネクターを接続すればよいか確認する方法はありますか?

A2: 詳しくは、以下のリンクをご参照ください。
      [マザーボード] グラフィックスカードの取り付け方法             
      [グラフィックスカード][電源ユニット] 電源ケーブル取り付けガイド

 

Q3: 電源ユニットのケーブルを誤って接続してしまうことはありますか?

A3: ほとんどのモジュラー式電源ユニットは誤接続を防止する設計となっていますが、強い力で無理に押し込むと誤った場所に接続できてしまう場合があります。
      ケーブルを接続する前に、必ず電源ユニットやコネクターに印字された名前やコネクターの形状が一致することを確認してください。誤った接続や無理な押し込みは火災、感電、故障の原因となります。

 

Q4: コンピューターの組み立てに必要なケーブルのみを接続しても問題ないですか?

A4: はい。モジュラー式電源ユニットは、必要なケーブルのみを接続することで配線をすっきりとさせることを目的としています。
      組み立ての際は、マザーボードや電源ユニット、接続するコンポーネントのユーザーマニュアルや取扱説明書をよくお読みになり、正しい方法で接続してください。

 

Q5: サードパーティ(他社製)のモジュラー ケーブルを使用することはできますか?

A5: 当社ではサードパーティ製のモジュラー ケーブルの使用はおすすめしておりません。純正品以外のケーブルはピン配列が異なる場合があり、接続された機器を損傷させる可能性があります。