[WiFiルーター] ルーターの安全性を高める方法
無線LANルーターのセキュリティー強化設定
1. ワイヤレスネットワーク暗号化をWPA2-AESで設定する
ASUS無線LANルーターの初期設定では、WPA2-AESをデフォルトの暗号化方式として設定します。特別な要件がない場合は、WPA2-AES暗号化方式のまま使用することをお勧めします。
2. ワイヤレスネットワークとASUSルーター管理ページ（Web GUI）に別々のパスワードを設定する
ASUS無線LANルーターの初期設定では、ワイヤレスネットワーク用のパスワードと管理者パスワードの設定を行います。ワイヤレスネットワークのパスワードを知ったユーザーからの管理画面へのログインを防ぐために、それぞれに異なるパスワードを使用してください。
3. 長くて複雑なパスワードを使用する
大文字、数字、特殊文字を組み合わせた8桁以上のパスワードを使用することでセキュリティレベルを高めることができます。12345678、abcdefgh、qwertyuiopなど、特定できそうな連続した数字または文字を含むパスワードは使用しないでください。
4. ルーターを最新のファームウェアに更新する
新しいファームウェアのバージョンには通常、新しいセキュリティ修正が含まれています。ASUSルーター管理ページ（Web GUI）またはASUS Routerアプリから新しいファームウェアの更新を確認してください。
5. ファイアウォールを有効にする
管理画面の詳細設定でファイアウォールの設定ができます。デフォルトでは設定が有効になってます。特別な要件がない場合は、ファイアウォールを無効にしないでください。
6. AiProtectionを有効にする
お使いのデバイスがこの機能をサポートしている場合は、AiProtectionを有効にしてください。トレンドマイクロのセキュリティー技術を採用したAiProtectionでは、インターネット上の悪質Webサイトへのアクセスのブロック、不正アクセスがあった場合の通信の遮断、ウイルスなどに感染したデバイスからの外部への通信のブロックし、家庭内のネットワークを強力に保護します。
7. WANからの接続を許可を無効にする
「WANからの接続を許可」設定は、インターネットからルーターへのアクセスを許可します。この機能はデフォルトでは無効となっています。特別な要件がない場合は、この機能を有効にしないでください。詳細設定 ⇒ 管理 ⇒ リモートアクセス接続設定で設定ができます。
8. TelnetとSSHを無効にする
TelnetとSSHを使うと、コマンドプロンプトからのルータ制御ができます。この機能はデフォルトで無効の設定になっています。特別な要件がない場合は、この機能を有効にしないでください。詳細設定 ⇒ 管理 ⇒ サービスで設定ができます。
9. DMZを有効にしない
FTPサーバー、ビデオサーバー、ファイルサーバーなど他の外部デバイスにサービスを提供する必要がある場合は、各サービスにポートフォワーディングルールの設定を行い、特別な要件がない場合は、DMZを有効にしないでください。一部のP2Pソフトウェアでは、DMZを設定することを推奨していますが、外部からの攻撃の危険性が高まります。
詳細設定
1. httpsを有効にする
HTTPSは、SSLやTLSプロトコルによって暗号化されたより安全な通信方式です。詳細設定 ⇒ 管理 ⇒ システム ->ローカル接続設定から認証方法を httpsに変更できます。httpsを有効にした後、URLを入力し、手動で管理画面にアクセスする際は、URLの先頭にhttps://、URLの末尾にポート番号8443（デフォルトポート）を追加してください（例： https://router.asus.com:8443)。
※HTTPSで管理画面にアクセスする際、セキュリティ警告が表示される場合があります。詳細設定をクリックすることで管理画面にアクセスすることができます。他のウェブサイトでこの警告が表示される場合は、危険なウェブサイトの可能性があります。
2. 指定したIPアドレスのみ管理画面へのログインを許可する
詳細設定 ⇒ 管理 ⇒ システム ⇒ 指定したIPアドレスへアクセスし、特定のIPアドレスから管理画面にログインできるようにします。この設定によってネットワークのセキュリティレベルが向上します。
3. UPnPを無効にする
UPnP (Universal Plug and Play) は、ネットワーク上のパソコンやAV機器、通信機器などの間で機能を連携する技術です。デフォルトでは、UPnPが有効になっています。詳細設定 ⇒ WAN ⇒ 基本設定 でUPnPを無効にしてください。無効にしても問題が発生しない場合は、UPnPの無効を推奨します。
4. MACアドレスフィルタリングを設定する
ワイヤレスMACアドレスフィルタリングによって、指定したMACアドレスのみをルータに接続できるようにすることができます。詳細設定 ⇒ ワイヤレス ->MACアドレスフィルタリングでMACアドレスフィルタリングモードを「許可」にして、リストに特定のMACアドレスを追加します。リスト内のデバイスだけがルーターに接続できることでさらにセキュリティーレベルを高めることができます。
