[AI ルーター] Frigate カメラの設定方法

本ガイドでは、高精度な AI 物体検出機能を利用できるようにするために、Frigate にカメラを設定する方法をご紹介します。

 

1. 準備

Frigate でカメラを設定する前に、以下のことをご確認ください:

  • Frigate がインストールされており、ログインできる状態であること。インストールと初回ログインについて、詳しくは [AI ルーター] Frigate をインストールし、アカウントとパスワードを設定する方法 をご覧ください。
  • IP カメラがルーターに接続されており、RTSP(リアル タイム ストリーミング プロトコル)が有効になっていること。また、RTSP 専用のユーザー名とパスワードを設定していること。RTSP の設定方法について、詳しくはお使いのカメラの取扱説明書をご覧ください。Frigate の設定時には、クラウドサービスにログインするときのパスワードではなく、カメラの RTSP 設定項目で確認または設定した専用のパスワードを必ず使用してください。

 

2. カメラの RTSP ストリーム URL を取得する

ネットワーク カメラ(IP カメラ)を設定して RTSP を有効にします。

  • カメラがローカル ネットワーク(Wi-Fi または有線 LAN)に正常に接続されていることを確認し、可能であれば静的 IP アドレス(固定 IP アドレス)を設定します。
  • カメラの管理画面にアクセスし、RTSP(リアル タイム ストリーミング プロトコル)を有効にします。これは Frigate が映像を取得するために必要です。
  • カメラの RTSP ストリーム URL をメモします。これが Frigate がカメラを接続するための鍵となります。一般的な形式は次の通りです: rtsp://<username>:<password>@<camera_ip_address>/<stream_path>

 

3. Frigate の設定ファイルを編集する

Frigate の管理画面にアクセスし、左メニューの「Configuration Editor」をクリックします。以下のように設定ファイルを編集します。               
* cameras セクションの、カメラ名と RTSP ストリーム URL をお使いのカメラの情報に置き換えてください。               
* RTSP URL の形式はブランドによって異なります。詳しくは、お使いのカメラの取扱説明書をご覧ください。               
* <username><password> は、カメラで設定した専用の RTSP アカウント認証情報であり、<IPCam IP> はカメラの IP アドレスです。必ず実際のカメラ情報に置き換えてください。

mqtt:
    enabled: false
 
detectors:
    routernpu:
        type: npu
 
model:
    path: /cpu_model.tflite
    width: 320
    height: 320
 
cameras:
    AMCREST_Example: # <- カメラ名
        enabled: true
        ffmpeg:
            hwaccel_args: -c:v h264_v4l2m2m    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            input_args: preset-rtsp-generic    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            inputs:  
              - path: rtsp://<username>:<password>@<IPCam IP>:554/cam/realmonitor?channel=1&subtype=0 # <- RTSP URL
                roles:
                  - detect
        detect:
            enabled: true
            width: 640
                    height: 360
version: 0.15-1   

 

編集が完了したら、画面右上の[Save & Restart]をクリックして保存し、Frigate を再起動します。

 

4. カメラ映像を確認する

再起動後、Frigate のメイン画面に戻ると、追加したカメラの映像が表示されます。

映像が表示されない場合は、RTSP URL がお使いのカメラ ブランドの形式と一致していることを確認してください。

 

5. 複数のカメラを追加する

さらに、複数のカメラを追加するには、cameras セクションでカメラごとに異なる名前と RTSP URL を指定します。               
* <username><password> は、カメラで設定した専用の RTSP アカウント認証情報であり、 <IPCam IP> はカメラの IP アドレスです。必ず実際のカメラ情報に置き換えてください。

mqtt:
    enabled: false
 
detectors:
    routernpu:
        type: npu
 
model:
    path: /cpu_model.tflite
    width: 320
    height: 320
 
cameras:
    AMCREST_Example: # <- カメラ名
        enabled: true
        ffmpeg:
            hwaccel_args: -c:v h264_v4l2m2m    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            input_args: preset-rtsp-generic    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            inputs:  
              - path: rtsp://<username>:<password>@<IPCam IP>:554/cam/realmonitor?channel=1&subtype=0 # <- RTSP URL
                roles:
                  - detect
        detect:
            enabled: true # <---- カメラ映像が表示されるまで detection を無効にする
            width: 640
            height: 360
                                
    Tapo_Example: # <- カメラ名
        enabled: true
        ffmpeg:
            hwaccel_args: -c:v h264_v4l2m2m    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            input_args: preset-rtsp-generic    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            inputs:  
              - path: rtsp://<username>:<password>@<IPCam IP>:554/stream1 # <- RTSP URL
                roles:
                  - detect
        detect:
            enabled: true # <---- カメラ映像が表示されるまで detection を無効にする
            width: 640
            height: 360
version: 0.15-1

設定が完了すると、Frigate のメインページに複数のカメラ映像が表示されます。

 

6. 詳細設定

Frigate と Home Assistant の統合設定について、詳しくは [AI ルーター] Frigate と Home Assistant を統合する をご覧ください。

より高度な設定については、Frigate 公式サイト Getting started | Frigate(外部リンク) をご覧ください。 

 

7. よくあるご質問(FAQ)

Q1: Frigate の画面左下と右下に表示される CPU 使用率にはどのような違いがありますか?

  • 左下に表示される CPU 使用率は、オブジェクト検出のスケジューリング、Web UI のレンダリング、すべてのカメラの FFmpeg 処理の合計など、Frigate のあらゆる動作を含む、Frigate コンテナ(またはシステム全体)の総 CPU 使用率を示しています。
  • 右下に表示される CPU 使用率は、その特定のカメラのストリームを処理するために FFmpeg が使用している CPU リソースのみを示しています。この値は、カメラの解像度や、ハードウェア アクセラレーションが有効になっているかどうかによって異なります。
  • システムの詳細なリソース使用状況は、Frigate の左下にある歯車アイコンをクリックし、Settings > System metrics の順に選択することで確認できます。
  • 通常、ハードウェア アクセラレーションを有効にした状態で、解像度 640 x 360 のネットワーク カメラ 1 台を使用してイベント検出を行う場合、右下の FFmpeg CPU 使用率は 70 % から 20 % に低下し、左下のコンテナ全体の CPU 使用率は 40 % から 15 % 未満に低下します。