[AI ルーター] Frigate と Home Assistant を統合する

本ページでは、Frigate を Home Assistant と統合し、AI による物体検出を使用してオートメーション イベントをトリガーする方法をご紹介します。  
以下の手順に従って設定を行うことで、Frigate の機能を最大限に活用し、スマートホーム体験を向上させることができます。

 

準備

設定を開始する前に、以下のことを確認してください:

  1. Home Assistant がインストールされ、正常に動作していること。詳しくは [AI ルーター] Home Assistant のインストール方法 をご覧ください。 
  2. Frigate がインストールされ、正常に動作していること。詳しくは [AI ルーター] Frigate をインストールし、アカウントとパスワードを設定する方法 および [AI ルーター] Frigate カメラの設定方法 をご覧ください。 
  3. MQTT ブローカー(Mosquitto など)が Home Assistant にインストールされ、正常に動作していること。詳しくは [AI ルーター] MQTT ブローカー(Mosquitto)のインストール方法 をご覧ください。
  4. HACS が Home Assistant にインストールされ、正常に動作していること。詳しくは [AI ルーター] HACS(Home Assistant Community Store)のインストール方法 をご覧ください。 

 

HACS 経由で Frigate インテグレーションをインストールする

1. Home Assistant の HACS ページにアクセスし、「Frigate」を検索し、表示された結果から「Frigate」を選択します。

 

2. Frigate インテグレーションの情報ページが表示されるので、内容をよくお読みになってから、右下の[DOWNLOAD(ダウンロード)]をクリックします。

 

3. ダウンロード後、Settings(設定) > System(システム)の順に移動し、画面右上の再起動ボタンを押して、Home Assistant を再起動します。

 

 

Frigate インテグレーションを設定する

1. Home Assistant の再起動後、左メニューから Settings(設定)> Devices & services(デバイスとサービス)の順に移動します。

 

2. 右下の[Add integration(統合の追加)]ボタンをクリックし、「Frigate」を検索して選択します。

 

3. ポップアップ ウィンドウで、Frigate の URL を入力し、「Validate SSL(SSLを検証)」のチェックを外して、Frigate のユーザー名とパスワードを入力します。

 

 

4. Frigate で IP カメラを設定している場合は、既に設定されているカメラが表示されます。

 

5. [Skip and finish(スキップして終了)]をクリック後、Frigate インテグレーションが正常に追加されたことを確認できます。

 

6. ダッシュボードに追加すると、映像と物体検出のステータスが表示されます。ステータスが「Unavailable(利用不可)」の場合は、Frigate の設定ファイルを修正して物体検出情報を Home Assistant に送信する必要があります。

 

 

Frigate 設定ファイルに MQTT 情報を追加する

1. Frigate の管理画面にアクセスし、左メニューの「Configuration Editor」をクリックします。

2. 以下のように設定ファイルを編集します。  
    * cameras セクションの、カメラ名と RTSP ストリーム URL をお使いのカメラの情報に置き換えてください。  
    * RTSP URL の形式はブランドによって異なります。詳しくは、お使いのカメラの取扱説明書をご覧ください。  
    * <username><password> は、カメラで設定した専用の RTSP アカウント認証情報であり、<IPCam IP> はカメラの IP アドレスです。必ず実際のカメラ情報に置き換えてください。

3. mqtt セクションで、hostuserpassword をご自身の MQTT ブローカーの IP と認証情報に置き換えます。

4. 編集が完了したら、画面右上の[Save & Restart]をクリックして保存し、Frigate を再起動します。

mqtt:
    enabled: false
    host: <YOUR AI Board IP>     # MQTT ブローカー サーバーのIPアドレス(またはコンテナ ネットワーク名)
    port: 1883
    topic_prefix: frigate
    user: <Mosquitto USERNAME>     # MQTT ブローカー ユーザー名
    password: <Mosquitto PASSWORD>     # MQTT ブローカー パスワード
    client_id: frigate
 
detectors:
    routernpu:
        type: npu
 
model:
    path: /cpu_model.tflite
    width: 320
    height: 320
 
objects:
    track:
      - person
    filters:
      person:
          min_score: 0.40     # このスコアを下回る検出ボックスは破棄され、追跡されません
          threshold: 0.40     # イベント/通知のしきい値(誤検出を減らすには値を上げてください)
 
cameras:
    AMCREST_Example: # <- カメラ名
        enabled: true
        ffmpeg:
            hwaccel_args: -c:v h264_v4l2m2m    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            input_args: preset-rtsp-generic    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            inputs:
              - path: rtsp://<username>:<password>@<IPCam IP>:554/cam/realmonitor?channel=1&subtype=0 # <- RTSP URL
                roles:
                  - detect
            detect:
                enabled: true # <---- カメラ映像が表示されるまで detection を無効にする
                width: 640
                height: 360
 
    Tapo_Example: # <- カメラ名
        enabled: true
        ffmpeg:
            hwaccel_args: -c:v h264_v4l2m2m    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            input_args: preset-rtsp-generic    # ハードウェア アクセラレーションの有効化
            inputs:
              - path: rtsp://<username>:<password>@<IPCam IP>:554/stream1 # <- RTSP URL
                roles:
                  - detect
        detect:
            enabled: true # <---- カメラ映像が表示されるまで detection を無効にする
            width: 640
            height: 360
 
version: 0.15-1    

 

 

Home Assistant でオートメーションを設定する

1. Home Assistant のダッシュボードに戻ると、Frigate によって検出された物体(オブジェクト)数が表示されます。

 

2. 次に、Settings(設定) > Automation & Scenes(オートメーションとシーン)の順に移動し、右下の[Create automation(オートメーションを作成)]または[Add Automation(オートメーションの追加)]をクリックします。  
ここでは、例として「Turn on the light when a person is detected(人が検出されたときに照明をオン)」の設定方法をご説明します。

 

3. [Add trigger(トリガーを追加)]をクリックします。

 

4. [Entities(エンティティ)]を選択し、追加した Frigate カメラを選択して、[Person count(人数)]イベントを選択します。値を 0 より大きい値に設定すると、人が検出されたときにオートメーションがトリガーされます。

5. [Add action(アクションを追加)]をクリックします。「Device(デバイス)」で制御したい照明デバイスを選択し、「Action(アクション)」で[Turn on~(オンにする)]に設定します。

 

 

以上で、「人が検出されたときに照明をオン」のオートメーション設定が完了しました。  
必要に応じて、さらに多くのオートメーション設定をして、スマートホームをより便利に活用しましょう。